理学療法士としてスキルアップを図るなら海外論文は読めるようになりたいですよね。
- 海外の英語論文を読みたい
- 英語ができない
私は中学レベルの英語さえできない人間です。笑
ですが、やはりPubMedやCochraneといった海外論文を扱うサイトを利用する必要性は感じていました。
その解決方法としてDeep L翻訳がおすすめで、非常に有用なので紹介します。
理学療法士のイマリ(@imari_yy)です。
過去、転職4回(うち2回は転職サイト活用)を経験。
Deep L翻訳とは
「世界一高精度かつニュアンスを汲み取れる機械翻訳」として英語に限らず他言語の翻訳でも優秀なツールです。
DeepLのニューラルネットワークは、細かなニュアンスを読み取り、これを反映させて、他の翻訳サービスでは出てこないような高品質の訳文を作り出します。DeepLでは、機械翻訳モデルを評価するために、定期的にブラインドテストを実施しています。ブラインドテストでは、プロの翻訳者にどのシステムがどの訳文を作ったかを伏せた状態で翻訳結果を見てもらい、最も精度の高いものを選んでもらいました。その結果、DeepLは他の3倍の頻度で優れているとして選ばれました。
Deep L翻訳より引用
無料版と有料版(Deep L Pro)がありますが、無料版でも十分です。
機能に若干の制限が伴うので少々手間に感じる部分はありますが、わざわざ有料版にしなくてもよいのではないかと思われます。
無料版or有料版の比較
無料版 | 有料版(starter) | |
費用(月払い) | × | 14,400円(1,200円/月) |
費用(年払い) | × | 9,000円(月換算750円) |
入力文字数制限 | あり(5,000文字) | なし |
文書ファイルの翻訳 (PowerPointやWordファイル、PDFファイル) |
文字数制限あり&編集不可 | 月5ファイル |
カスタマイズ機能 | なし | あり |
セキュリティ対策 | なし | あり |
5つの項目をピックアップしていますが、①費用、②入力文字数制限、③文書ファイルの翻訳の3つを利用できれば理学療法士が論文を読むという視点では十分かと思います。
一応、参考までに紹介ですが有料版には全部で3段階の料金設定があり、料金によって機能も段階的にアップします。
参考
- starter(750円〜/月)
- advanced(2,500円〜/月)
- ultimate(5,000円〜/月)
Deep Lを活用するメリットは?
- 英語を勉強しなくても読める
- 海外論文に抵抗感がなくなる
- 時短になる
- 知識の幅が広がる
- スマートフォンアプリで手軽に使える
何よりも精度の高い翻訳が可能という点が1番のメリットです。
次に「手軽にできること」が大きいと思います。
パソコンであれば翻訳したい文章をコピーし、Deep L翻訳にペースとするだけで数秒〜十数秒もあればパパッと翻訳してくれます。
スマートフォン用のアプリも準備されているためパソコンの持ち運びはしなくとも外出先でもおこなえる点は魅力です。
Deep Lのデメリットは?
- 翻訳に100%の精度が保証されているわけではない
- 無料版には機能制限があること
精度の高い機能を無料で使わせてもらえるため、基本的に文句はありません。笑
実際に無料版を使用した感想としては、1番気になる「文字数制限」はお金を払ってでも解決したい(少しストレス)と思えることがしばしばあります。
私は極端に面倒くさがり屋な性格をしているということもあるかもしれませんが、年間9,000円〜14,400円の出費が気にならないのであれば有料版の方がもっと時短で、楽です。
【結論】Deep L翻訳は無料版でOK、Google翻訳とあわせて使おう
- Deep L翻訳(無料版)とGoogle翻訳の両方を使う
両方の翻訳機能で論文を読んだところ、一方で適切に翻訳されていても他方ではよくわからない単語に置き換えられていることがあります。
若干の精度の違いですが、両方利用して読むことでその翻訳の精度、ニュアンスの違いはほぼ解決できると思われます。
さらに、結果的に同じ論文を少なくとも2度は読むことになるため内容も理解しやすくなるのではないでしょうか。
Deep L翻訳は年間9,000円の出費を気にしないのであればPro版の契約をした方が翻訳にかけるストレスはなくなります。
私としては文字数制限が意外と気になる点ではありました。
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1概要のみ翻訳
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2本文の一部を翻訳
- 文字数制限に引っかからないように繰り返し
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3結論・考察の翻訳
上記のような手順(ステップ2)が面倒な人はPro版にしましょう。
最近ではGoogle翻訳の精度も向上しており、パソコン画面のクリック1つで手軽に日本語⇄英語の切り替えができて便利です。
しかし、Google翻訳だけに頼って論文の内容が誤った理解とならないようにDeep L翻訳を上手に併用することをおすすめしますよ。