筋の構造・機能

腸肋筋[Iliocostales]

 

本記事では「腸肋筋」に関する情報をまとめています。

特徴

  • 腸肋筋は最長筋とともに骨盤から頭蓋骨まで縦走する筋。
  • 内側を最長筋、外側を腸肋筋が走行する。
  • 腰腸肋筋、胸腸肋筋、頚腸肋筋の3つから構成されるが境界は不明瞭。
  • 筋腹は上位腰椎の高さで最も厚く頭側へ向かうほど薄くなる。

 

起始・停止・作用

起始 【腰腸肋筋】

・腸骨稜、仙骨後面

【胸腸肋筋】

・第7〜12肋骨

【頚腸肋筋】

・第3〜6肋骨

停止 【腰腸肋筋】

・第4〜12肋骨の肋骨角

【胸腸肋筋】

・第1〜6肋骨角

・第7頚椎の横突起の後結節

【頚腸肋筋】

・第4〜6頚椎の横突起の後結節

作用
  • 頸部と体幹の伸展
  • 片側が働くと頸部・体幹の同側側屈
  • 肋骨の下制
神経支配
  • 脊髄神経後枝の外側枝(C8〜L1)

 

 

筋連結

腸肋筋 最長筋
多裂筋
腰方形筋
頚板状筋
大殿筋

 

 

参考および引用文献

  • 身体運動学 関節の制御機構と筋機能
  • 筋骨格系のキネシオロジー第3版
  • 改訂第2版 骨格筋の形と触察法

 

理学療法士のイマリ(@imari_yy)です。

現在は整形外科クリニックで勤務しながら副業(トレーナー&Blog)を継続しています。

 

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  • この記事を書いた人

イマリ

【資格】脳卒中認定理学療法士/運動器認定理学療法士/中級障がい者スポーツ指導員/ 【経歴】総合病院▶︎回復期病院▶︎訪問看護ステーション▶︎訪問看護ステーション▶︎整形外科クリニック/合計4度の転職経験/

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