【ブログ管理人】理学療法士のイマリ(@imari_yy)です。
理学療法士になるために必須の国家試験。
国家試験の対策に不安はありませんか?
今回は現役理学療法士が国家試験に向けた勉強方法について伝授します!
僕自身、いまとなって気づいた(知った)ことですが、やはり「脳科学」を意識して効率よく勉強する方が効果的です。
ひと昔前みたいに、「根性でがんばれ」では心身ともに消耗するだけで効率は悪いことがわかっています。(別記事にて解説します。)
今回は誰にでもマネできて、国家試験合格後の臨床に出てからも役に立つ方法を共有します!
【最強の勉強法①】図解をつくるべし
まずはPowerPointで【1テーマ・1図解】作成をやってみましょう。
基本は1スライドにおさまるように作成したいですが、内容次第では2スライドでOK!
通常のスライドサイズでは物足りないという場合にはA4サイズで作成しましょう。
ちなみにA4サイズで資料を作成すると、後述するその後のインプット作業でも活用しやすくなります。
【通常サイズのスライドで作成:利点】
- 今後の勉強会資料に使い回しできる。
- レイアウト的に編集しやすい
【A4サイズのスライドで作成:利点】
- 紙媒体に印刷したときに見やすい
- スライドサイズが大きいのでボリュームある内容に使いやすい
図解作成の方法
1番に意識したいことは「見やすさ」です。
プレゼン資料ではないですが、あたかも「プレゼン資料を作っているんだ。」という意識をもって取り組むとgood!
最終的な結論としては、自分自身が見やすければ問題なしですが、せっかくなのでプレゼン資料のコツを学んでおくと今後の糧になります。
【プレゼン資料作成のポイント】
図解が完成した後にやるべきことは2つ
図解を作っていくなかで、すでに圧倒的なインプット作業が完了したはずです。
その後やるべき行動は、
- 友達にシェア
- 印刷して、夜の勉強時間にじっくり眺める
ここまでやればしっかり記憶の定着ができているはずです。
なぜ、友達にシェアするのか?
理由は簡単で、他人に見せるという認識をもって図解をつくるだけで「図解の質」が格段に良くなるからです。
文字数、文字の大きさ、図の配置など他人に理解させやすい資料というのは、内容を絞り込んでシンプルに削ぎ落とす作業が不可欠です。
これは国家試験の問題でも出題される重要なポイントへつながっていきますし、結果的に臨床現場でも必要なポイントとなります。
また、臨床現場に出てからも何かと職場の勉強会で症例報告だったり知識の伝達だったりを行う機会は必ず訪れます。
学生時代から「そこまで意識して取り組んでおく」ことで着実に地力がアップし、成長率も倍増します。
なぜ、わざわざ印刷するのか?
作成した図解はタブレットやパソコンで見れば問題ないのでは?と思うかもしれませんが、間違いではありません。
しかし、ここで注意しておくべきポイントは「時間帯によって変わる」ということです。
印刷して紙媒体で読み込みたいのは「夜」の勉強時間。
睡眠前の時間で勉強するなら紙媒体がおすすめです。
ざっくりと理由を挙げると、「睡眠の質が落ちる」ためです。
詳細は別記事にて解説します。
【最強の勉強法②】勉強会資料をつくる
図解作成に慣れてきたら、もう1歩先の勉強法です。
【がっつり勉強資料を作成】してみることをおすすめします。
メリット
- 細かい内容まで入れ込んでもOK!
- 図が豊富に使える
- 資料作成のスキルがアップ
- 1人アウトプットに最適(後述します)
デメリット
- スライドが膨大な量になりやすい(面倒)
- 完成に時間がかかる
デメリットに挙げた膨大な時間がかかることと天秤にかけても、圧倒的に恩恵があります。
まずは、PowerPoint(Windows)やKeynote(Apple)でどんどん自分の得意分野の資料を作成してみましょう。
慣れてきたら、次は苦手な分野に挑戦すると徐々に苦手を克服できますよ。
とはいえ、国家試験まで時間が少ない場合や復習する量が膨大な場合は苦手分野を優先して取り組みたいですよね。
そこで解決策として、飽きがこないように「得意領域」と「苦手領域」を交互に、もしくは【得意1:苦手2】ほどの割合で作成してみるとよいかと思います。
全く経験がない人の【始め方】の例としては、
- 授業でもらった資料を改めてまとめてみる
- 他人が使っていた勉強会資料を参考にまとめてみる
- 5〜10スライド以内におさめるとルールを決めてまとめてみる
このあたりを、とっかかりとしてやってみるとだんだん要領がわかってくるはずです。
資料作成の注意点
- ノートとペンで、「設計図」を作る
- 図を多めに取り入れる
- 60点の完成度で一旦終了する
- 細部のデザインに時間をかけない
- 色は3色までで統一する
最低でも上記5つは守るようにしましょう。
具体的な方法
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1ノートとペンで「設計図」作り
- 絶対に外せない工程
- 紙のノートとボールペンがおすすめ
- iPad+Appleペンシルでも可
いきなりスライド作成に入ると流れが不自然になったりごちゃごちゃした理解しづらい資料になりやすいため設計図作りは超重要です。
教科書を想像してほしいのですが、
必ず【表紙 ▶︎ 目次 ▶︎ 本文 ▶︎ 参考文献】
といった流れで構成されていますよね?
本文にもさらに細かくタイトルがつけられて、どういった内容のことが書かれているかすぐにわかるようになっています。
それと同じことを、資料作成でもやってみるだけです。
まさに自分だけのミニ教科書作りと思ってください。
それでも上手く作れる自信がなければ、教科書の構成をそのままマネしてみましょう!!
慣れるまでは、ひたすら練習です。
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260点〜80点の完成度で一旦終了
- 細部までデザインにこだわらない
- フォント、色などはあらかじめルールを決めておく
細部のデザインを気にすればするほど、時間が膨大にかかります。
あくまでも目的を見失わないこと!
初心者がよくやってしまう失敗として、細かい部分まで修正に気をとられ100点の資料を目指すあまり、次に進まないということがあります。
自分のなかに知識として定着させるための資料なので、多少見栄えが悪くても問題ありません。
むしろ60点くらいの資料でもどんどん数をこなして回転数を挙げることで自分のなかの型(パターン)ができて自然とデザインの質も改善されてきます。
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32週間〜1ヶ月後に資料の見直し&修正
少し時間をおいて見直しすると、不自然な言い回しや図の使い方などに違和感を感じることがあります。
資料は一旦寝かせてみることで修正すべき点がみえてくるものです。
本来は、周囲の知人や先生などに共有して修正すべき点や感想を聞いてみることが1番なのですが、実際にはそうもいかないですよね?(恥ずかしい)
そのため、資料を作成したら未来の自分に修正を託しましょう。
結果として、修正する機会が増えればそれだけインプットの数も増えることになりますし、ただの暗記よりも記憶の定着が見込めますよ。
まとめ
現役理学療法士として、おすすめする最強勉強法は、2つです。
1テーマ1図解作成
スライドで資料作成
国家試験対策として1年生のときから取り組みましょう。
そうすればテストで赤点なんてあり得ません。
また、実習やテスト前の勉強でも教科書+資料で復習の効率が段違いにアップします。
すでに専門・大学で3・4年生となったアナタでも遅くはありません。
いますぐ取り組みましょう!
国家試験合格後、臨床に出た後にも資料作成のスキルはかならず役に立つと断言できますし本当におすすめですよ!!