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【過去の自分と比較】それだけで幸せになれる十分な理由。

 

【ブログ管理人】理学療法士のイマリ(@imari_yy)です。

 

突然ですが「いまの自分は好きですか?」

 

 

他人に嫉妬したり、自分の境遇に不安や不満をかかえて過ごしている人ほど毎日損しているかもしれません。

 

幸福を感じるとか感じない以前に自己成長が止まり、他人と差が開き、さらにネガティブに・・・。

 

なんてことになりかねません。

 

そうなると、なおさら幸福なんて感じることができなくなりますよね。

 

 

 

他人ではなく「自分」と比べましょう

 

 

他人と自分を比べてしまうことで不幸になってしまいます。

 

他人は他人、自分は自分です。

 

わかっていても、ついつい他人と比べてしまうという人は多いです。

 

人間は他人と比較してしまう生き物である。

レオン・フェスティンガー(アメリカの心理学者)

 

 

しかし、それで不幸に感じてしまう人は、対策として「過去の自分と比べる」こと以外にはありません。

 

過去といっても5年前の自分でも良いですし、なんなら昨日の自分でもOKです。

 

比較しやすいのは半年〜1年前の自分ですね。

 

 

他人と比較する2つのパターン

 

他人と比較する際には、良くも悪くも2つのパターンが存在します。

 

ポジティブな上方比較であれば良いですが、ネガティブな上方比較や下方比較をやってしまっている人は要注意です。

 

 

上方比較

 

自分よりも上の人と自分を比べることを「上方比較」といいます。

 

ただし、上方比較にも「ポジティブ」な比較と「ネガティブ」な比較があります。

 

 

想像してみてください。

 

自分のステータス

  • 年収400万円
  • 残業が多い
  • 休日にはゴロゴロ過ごす

 

自分より優れた人のステータス

  • 年収1000万
  • ほとんど残業しない
  • 多趣味で休日はアクティブに過ごしている

 

 

自分自身ならどう感じますか??

 

 

上方比較の例を挙げると、こうなります。

 

ポジティブな上方比較の場合。

  • 年収1000万はすごい!!
  • 仕事の効率が素晴らしい!
  • 絶対に越えてやる!

 

ネガティブな上方比較の場合。

  • 自分には到底無理だ・・。
  • 元々の才能が違うんだ・・。
  • 良い大学で勉強してきたからだろう。
  • ちょっと仕事の邪魔をしてやろう

 

下方比較

 

下方比較とは、自分より下の人と比べることをいいます。

 

要するに、「見下している」わけです。

 

自分自身の境遇を〇〇よりはマシだ、と安心感を得ることで自己肯定をしているのです。

 

  • 自分は年収400万だけど、友達Aは300万しかないらしい。
  • 休日はゴロゴロ過ごしているけど、友達Bは休みの日も働いているらしい。
  • 自分も残業は多いが友達Cはいつも終電で帰るほど、残業が多いらしい。

 

いずれにせよ、自分と他人の境遇を比べ「〇〇よりはマシだ、よかった。」と安心していますよね。

 

この安心は、自分自身の成長を止めてしまうことにもなりかねません。

こんな考え方、やってしまっていませんか?

 

 

他人と比べない解決策

 

先輩(後輩)と比べて自分はなぜこんなこともできないんだろう・・・。

仲の良い友人はあんなに稼いでる・・・。

副業で成功してたくさん稼いでいる人は良いなあ・・・。

 

誰しも1度はそう思ったことがあるはずです。

 

僕は理学療法士という仕事柄、似たようなことを思ってしまうことが多々ありました。

  • 先輩理学療法士の評価・治療の早さには全然追いつけない、俺ってダメだな。
  • 理学療法士の給料少ないのに友達はあんなに稼げる仕事してるの羨ましいなあ。
  • 同期の理学療法士は全然勉強してないな、コイツよりは勉強できてるな。

 

他人と比べる前に、まずは「尊敬」

 

しかし、そんな比較は無意味です。

 

比較したところで現状は何も変わりません。

 

そんな時間があれば、まずは「尊敬」しましょう。

 

なぜ尊敬なのか。

 

それは負の感情を抱いている相手のことは、何もかもが悪くみえてしまうからです。

 

  • 稼げる仕事をしているのも努力したからだろう
  • 評価、治療が早いのもコツコツ勉強してたくさんの経験をしたからだろう

 

そして、自分との違いを「分析」して自分自身に足りない点を書き出してみましょう。

 

 

モデリング

 

他人を「尊敬」しつつ、比較対象としないだけでも、この記事で伝えたい課題はクリア済みです。

 

しかし、せっかくなのでもう少し深くはいるためには、「モデリング」を意識すると良いですよ。

 

要するに、相手の長所を観察・分析して自分自身に取り入れていくことをいいます。

 

そうすることで、自分自身の成長につながるだけでなく、よりいっそう他人のことを尊敬できるはずです。

 

そして、他人は「自分自身を高めてくれる存在だ」という認識になり他人を嫌うことも圧倒的に減るという好循環が生まれます。

 

すべての他人は自分にとってよい教本となりうるのです。

 

「しくじり先生」というテレビが人気ですが、あれもひとつの教本の形ですよね。

 

自分自身は経験していない(できない)失敗を、ただの体験として聞くだけでなく失敗の経験から得た学びなどの考察を含めて聞くことができます。

 

これは最高品質の教本だと思いませんか??

 

 

過去の自分と比較することで、幸せになれる

 

ここまで理解できれば、最後の仕上げです。

 

他人との比較はやめて、過去の自分といまの自分を比べましょう。

 

少なからず、人として成長は遂げているはずです。

 

仮にいまの環境は悪いものになっているとしても、です。

 

たとえば

  • 借金をつくってしまった
  • 給料の低い職場へ転職してしまった
  • 彼氏(彼女)ないし夫(妻)と別れた

などなど

 

それでも、それらの経験から得られた学びや気付きはあるはずです。

 

「なぜ?」と自分に問いかけ、分析してみると気づくことも多いですよ。

 

なぜ?と考える

  • 不用意に株取引やFXに手を出した
  • 人生設計をおろそかにして転職してしまった
  • 職場の不満にばかり気をとられ、転職してしまった
  • 別れた理由は、自分のgive(ギブ)が足りずに、相手に負担ばかりかけていた

など、理由はいくらでもあるでしょう。

 

 

そして、過去の自分にないスキルや経験が身についていることにも気づきます。

 

  • 5年前には持っていなかった資格をとった
  • 去年よりTOEICで100点アップした
  • 3年前より年収が50万アップした

 

まずは過去の自分よりも、より良い自分になっていることに満足しましょう。

 

 

そして、次のステップへ進むために「いまの自分」が「明日」どうなっていたいかを分析し計画を立てるだけで他人と比べて不幸だ、なんて感情は消え去ります。

 

最後に

 

 

  • 悔しい
  • うらやましい
  • 自分はダメだ
  • あの人には勝てない

 

このいったネガティブな反応は、自分自身の人生にとって何の利益もありません。

 

他人は他人で、自分とは絶対にすりかわることはできない存在です。

 

過去の自分に目を向けて、「いまの自分」と比べることでメンタルは劇的に良い方向に向かいますよ。

  • この記事を書いた人

イマリ

【資格】脳卒中認定理学療法士/運動器認定理学療法士/中級障がい者スポーツ指導員/ 【経歴】総合病院▶︎回復期病院▶︎訪問看護ステーション▶︎訪問看護ステーション▶︎整形外科クリニック/合計4度の転職経験/

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