理学療法士の本音

【3年制はNG?】理学療法士になりたい人は4年制の学校を選ぶべき理由を解説。

 

【ブログ管理人】理学療法士のイマリ(@imari_yy)です。

 

 

現役理学療法士が学校選びについて、非常に大切なポイントを解説します。

 

「理学療法士になりたい」と漠然とした気持ちであれば、絶対に4年制大学へ進学しましょう!

 

結論

  • 4年制大学の一択
  • 将来的に働きたいエリアの学校

 

将来的に働きたいエリアで学校を選ぶ最大の理由は、求人情報を入手しやすいからです。

 

具体的に例をあげると、九州の学校へ東京からわざわざ求人票が送られてくることはほぼありません。

自分が将来働きたい場所に近い場所で学校を選んでおくと、就活が少しだけラクになりますよ。

 

この2点を意識して学校選びができるかどうかで今後の人生が変わるといっても過言ではありませんよ。

 

 

4年制大学を選ぶと人生の選択肢が広がります

 

端的に結論だけ話すと、人生の選択肢が広がります。

いえ、広がるというよりも3年制の専門学校を選ぶことで選択肢が狭くなるといった方が正しいかもしれません。

 

日本理学療法士協会の調べによると、執筆時点(2021-09-09)で学校総数279校(うち、募集停止16校)定員14,574名となっています。

 

こちらのリンクより日本理学療法士協会に移動し学校一覧を確認できます。

 

都道府県別に整理されていることとホームページのリンクがあるため、まずはここから学校探しすることがおすすめですよ。

 

高校生

理学療法士として働くのにわざわざ学歴って必要なの?

 

答えは、個人的には「Yes」です。

 

私は3年制の専門学校出身です。

 

具体的に後悔した点は、

大学院や公的・民間資格の取得で「4年制大学卒業」が必須条件になっていることがある。

 

これは、現状の私の学歴ではどうしようもありません。

 

大学院に入学するハードルが上がる

 

理学療法士として現場で働くことで「研究」について興味が湧いてくることがあります。

この記事を読んでいるアナタが中学・高校生だとあまり伝わらないと思いますが、年齢を重ねていくことで考え方や価値観が変わることはよくあることなんです。

 

その際、「大学院へ行きたい!!」と思っても学歴が邪魔をして、なかなか現実的に厳しい状況になってしまいます。

 

注意ポイント

大学院に関しては、3年制の専門学校出身者でも入学可能としている学校もありますがほとんどの場合、4年制大学卒業が条件になります。

 

理学療法士+αの資格を取る際に学歴が邪魔をする

具体例で挙げてみると、

例えば「健康運動指導士」であったり「NSCA-CSCS」といった公的・民間資格問わず学歴が邪魔をする場合があります。

 

今後、理学療法士の資格1つでは厳しい時代になるはずです。

少なくとも+2〜3つくらいは自分の価値を高めるために資格を取っておくことが大切だと思います。

 

ただし、資格であれば何でも良いというわけではありません。

 

ある程度、権威があったり、世間的に認められている質の高い資格が理想ですし、将来的に自分が働きたい分野に活かされる資格がベストです。

 

こういった状況を踏まえ、簡単にまとめると4年制大学を出ていれば、基本的に学歴で困ることはありません。

 

理学療法士をやめたくなったときの保険になる

よくある話しなんですが、理学療法士2〜3年くらいで「やめたい」という人が一定数存在します。

 

  • 仕事内容の理想と現実のギャップ
  • 収入の少なさ
  • 将来性

理由は人それぞれですが、結構やめちゃう人がいます。

 

そのときに、3年制専門学校出身だと困ります。

転職先が見つかりません。

 

私も経験者です。笑

 

その結果、当時は理学療法士をやめるにやめれないという人生を送りました。笑

 

(※いまは理学療法士になってよかったと思っていますよ!)

 

4年制大学という学歴の強みは「理学療法士以外の仕事に転職」で一番活躍するかもしれません。

 

その他、4年制大学のメリット

 

これまで伝えた内容は、基本的に人生で損をしないための理由です。

 

4年制大学に入学するメリットは他にもあります。

 

せっかくの人生です、大学生活を楽しく過ごすべし。

3年制の専門学校はやはり1年間の違いが授業や実習にも現れます。

要するに、3年間で卒業する必要があるので、たくさん詰め込んで学習していかなければなりません。

 

よく想像するような「華やかなキャンパスライフ」とは違いますのでご注意を。

 

 

教育内容は充実します。

 

私自身は専門学校卒業ですが、高校生時代の同級生や職場の後輩から4年制大学の実情を聞く機会があります。

口コミみたいな形になりますが、やはり3年制の専門学校よりも教育内容は充実していると思います。

 

ただ充実しているわけではなく、ある程度時間に余裕があるイメージ。

 

理学療法士の学生の一番の難関とも言える「実習」ですが、その実習をどう過ごせるかは非常に大事。

学校によっては1年次、2年次からゆっくり・しっかりと段階的に実習をこなすスタイルで丁寧です。

 

 

 

学歴は「ブランド」と思え

これは自己満足も兼ねていますが、

無名の専門学校より、世間的に広く知られている学校の方が良くないですか?笑

 

先に伝えた、理学療法士をやめて転職したい場合にも活きてくることです。

 

自分の「履歴書」を想像してみましょう。

中学・高校生は、書いたことないと思いますので、練習と思って試しに履歴書を書いてみると良いですよ。

 

学歴・職歴の欄に、いかに後悔のない道を通ってきたと書けるかどうか。

これは私個人の経験ですが、「もっと良い学校に入ればよかった」と思ってしまいます。

 

 

 

理想は4年制大学だが、しっかり計画を立てていれば3年制でも問題なし

 

ここまでいかにも3年制専門学校に否定的な印象を持たれているかもしれませんね。

勘違いしないでほしいこととしては、3年制を否定しているわけではありません。

 

1年間という時間の重みは間違いなくメリットにもなります。

  • 学費
  • 卒業が早い分、現場では1年先輩になる
  • 1年分の年収(だいたい400万)
  • 社会人としての経験値

 

例えば、ネット系ビジネスで副業しつつ理学療法士として働くなどの計画をすでに持っているのであれば(まれだと思いますが)、わざわざ4年制大学にいかなくても良いですよね。

 

いかに早め早めに人生の設計図を描けるかどうかです。

 

 

まとめ

 

理学療法士として働きたいけど、学校選びや将来に漠然とした不安を抱えている。

そんなアナタには、4年制大学がおすすめですよ。

結論

  • 4年制大学の一択
  • 将来的に働きたいエリアの学校

 

  • この記事を書いた人

イマリ

【資格】脳卒中認定理学療法士/運動器認定理学療法士/中級障がい者スポーツ指導員/ 【経歴】総合病院▶︎回復期病院▶︎訪問看護ステーション▶︎訪問看護ステーション▶︎整形外科クリニック/合計4度の転職経験/

-理学療法士の本音