理学療法士の本音

理学療法士の実際の給料大公開【高収入がすべてではない】

【ブログ管理人】理学療法士のイマリ(@imari_yy)です。
理学療法士の転職で期待する条件に【高収入】は必ずといってよいほど上がります。

 

転職を検討するあなたも【高収入】に越したことはないですよね。

 

この記事は転職に関するノウハウではなく僕の体験談です。

【もちろん内容に嘘はありませんが、一部端数は切り捨てて約〇〇円として記載しております。】

 

訪問看護ステーションってこれくらいもらえるのかな、と参考になればと思います。

 

都内訪問看護ステーション

 

都内の訪問看護ステーションで勤務していました。

 

会社概要

  • 株式会社
  • 規模は中〜大程度
  • 会社の従業員総数は100名以上
  • いくつか支店あり
ここから給料内訳を大公開〜!

 

基本給

245,000

職務手当

25,000

住宅手当

20,000

通勤交通費

あり

残業手当

50,000

総支給合計

310,000

控除額合計

60,000

手取り金額

265,000

ボーナス

あり

想定年収

400~420万円程度

 

どうですか?

 

理学療法士としては平均的な給与だと思います。

ポイント

  • 残業は月に多くても5〜6時間程度
  • 基本、定時ぴったりに退社
  • 1時間単位で有給消化OK
  • 人間関係は良好で雰囲気も○
  • 社内の風通しはわりと良かったです
  • 看護師、セラピストの平均年齢は比較的若い方

 

いま思えば、かなり良い職場でした・・・

 

僕自身、初めての訪問看護ステーションで想像していたものとギャップがあったことを覚えています。

たとえば

  • 在宅でリハビリを行う現実
    ▶︎マッサージ師と思われがち
    ▶︎思いのほかリハビリやりたくない人も多い
    ▶︎そもそもケアマネージャーからの依頼がないとできない
  • 時間の流れがすごくゆるい感じがする
    ▶︎1日で多くても6人くらい
    ▶︎残りは移動時間
  • 思ったより書類業務が多い

 

退職理由は【お金】と【休み】です。

面接で細かく確認したり、給料交渉ができなかったという部分が原因にはなってしまいますがこの2つが主な理由です。

 

転職で年収アップすると思っていたけど、実際には病院勤務時代より年収が下がってしまったこと。

休みのとりやすさが想像以上に悪かったことです。

 

講習会行きたいなあ〜

 

休みの調整できなくて無理だ〜

 

なんてことは結構ありました・・・。

 

病院でのリハビリだと担当者が不在でも代わりを立てやすいから休みやすいと思うけど・・・

 

その感覚のまま転職したら大変かも!

 

在宅になると、(なぜか)担当者以外が訪問することを嫌う方も多いです。

【自宅にいれてもらう】というのはそれだけ敷居が高い【=信頼関係が必要】と、いうことですね。

 

代わりのスタッフが訪問してもOKか了承をもらう必要があるわけです。

他にも代わりのスタッフのスケジュールもありますんで訪問の時間帯が変更になる場合もありますし、いろいろ調整が大変です。

 

そういったギャップや給料面の不満から転職しちゃいました!

 

関東圏の訪問看護ステーション

 

 

こちらも関東圏で営業しているステーション。

 

会社概要

  • 株式会社
  • 規模は中〜大程度
  • 会社の従業員総数は30名以上
  • 支店なし
こちらも給料内訳を大公開〜!

基本給

376,000

調整手当

77,000

住宅手当

なし

通勤交通費

あり

残業手当

88,000(固定残業代)

総支給合計

540,000

控除額合計

120,000

手取り金額

420,000

ボーナス

なし

想定年収

650万円

え?、こんな高い給料なの?

 

って、思いますよね〜。

 

まあ、やめちゃったんですけどね!笑

 

こちらはセラピストがいない状況で入職してリハビリ部門の立ち上げみたいな形でした。

 

その分、高めの給料もらってたって感じです。

 

相場以上の給料につられ入職したわけですが、【営業】が続くことにものすごいストレスを感じて退職しました。

 

ポイント

  • 残業は1日1〜2時間程度
  • 有休は半日単位
  • 人間関係はよくない
  • 退職が多く人の入れ替えが激しい
  • ごりごり営業活動が必須

 

 

 

ここで気づいたことが2つ・・・

 

お金は平均的でいいからストレスの少ない職場が良い。
あとは休みが多くて有休を自由に取りやすいところ。

 

 

その理由

  • ストレスが強い職場は長続きしない
    ▶︎毎日の通勤が憂鬱
    ▶︎生きる意味、仕事をする意味を考えて嫌になる
  • 休日の多さは心を豊かにする
    ▶︎プライベートが充実する
    ▶︎参加したい勉強会なども都合がつけやすい
    ▶︎お金がほしければ休みを使って副業をやればいい

 

と、いう結論に至ったわけです。

 

 

あとあと、僕自身【営業】は絶対合わないと感じました。

仕事の合間に【セラピストとしての勉強】なんてやってる暇があれば営業行けるよね?って風潮です。

 

お金も大事だけど、それでいやなことを続けるのは人生の貴重な時間を無駄にしていると思います。

 

それよか休日や空き時間に副業の勉強・行動した方がよっぽど有益ですよ。

 

これからの時代、【理学療法士】ひとすじで食べていけるかなんてわからない時代ですからね。

 

収入源を他にも作っておく方が賢い生き方だと思います。

まとめ

 

以上、僕が経験した訪問看護ステーション2社の給料大公開でした〜!

 

どちらも株式会社のが運営しているステーションで【売り上げ】にシビアな環境でしたよ。

 

個人的には、【理学療法士としてのスキルアップを求めるなら訪問看護ステーションはNG】と思いました。

 

在宅分野を経験したいと思っているなら【病院が運営している訪問看護ステーション】がおすすめです。

 

そうすれば、在宅分野を1年くらい経験してみて【合わない】と思えば病棟リハビリの方に異動をお願いしたりとかでどうにでも都合はつくはず。

 

株式会社だと、合わなければ【転職】ということになってしまいます。

 

僕みたいに悪い意味で履歴書の厚みがどんどんふくらみますよ〜。笑

 

他にも病院の訪問看護ステーションで働くメリットはありますが、別記事で解説したいと思います。

 

 

  • この記事を書いた人

イマリ

【資格】脳卒中認定理学療法士/運動器認定理学療法士/中級障がい者スポーツ指導員/ 【経歴】総合病院▶︎回復期病院▶︎訪問看護ステーション▶︎訪問看護ステーション▶︎整形外科クリニック/合計4度の転職経験/

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