筋の構造・機能

胸鎖乳突筋[Sternocleidomastoid]

本記事では「胸鎖乳突筋」に関する情報をまとめています。

特徴

  • 胸骨頭と鎖骨頭の2頭で構成される。
  • 胸骨頭の筋腹は起始<停止部で広い。
  • 胸鎖乳突筋の停止部は乳様突起のみでなく後頭骨上項線に膜状に広がる。

 

起始・停止・作用

起始 【胸骨頭】

  • 胸骨柄の上縁と前面

【鎖骨頭】

  • 鎖骨の内側1/3の領域
停止
  • 側頭骨の乳様突起
  • 後頭骨の上項線の外側部
作用
  • 両側が同時に作用すると上位頚椎の伸展、下位頚椎の屈曲
  • 片側のみ作用すると頭頚部の同側側屈、対側回旋
  • 呼吸補助筋(吸息)
神経支配
  • 副神経外枝
  • 頚神経叢の筋枝(C2-3)

 

 

筋連結

胸鎖乳突筋 大胸筋
胸骨筋
頭板状筋

 

 

参考および引用文献

  • 身体運動学 関節の制御機構と筋機能
  • 筋骨格系のキネシオロジー第3版
  • 改訂第2版 骨格筋の形と触察法

 

理学療法士のイマリ(@imari_yy)です。

現在は整形外科クリニックで勤務しながら副業(トレーナー&Blog)を継続しています。

 

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イマリ

【資格】脳卒中認定理学療法士/運動器認定理学療法士/中級障がい者スポーツ指導員/ 【経歴】総合病院▶︎回復期病院▶︎訪問看護ステーション▶︎訪問看護ステーション▶︎整形外科クリニック/合計4度の転職経験/

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