【ブログ管理人】理学療法士のイマリ(@imari_yy)です。
今回は、私の得意分野でもある脳卒中関連のおすすめ書籍を紹介します。

特に「脳卒中の動作分析」はおすすめ。
著者の方の講習会に参加していたこともありますが、やっぱり評価の視点・アプローチの介入方法などなど到底私のレベルでは相手になりません。笑
いや、笑い事ではないのですが・・・
同じセラピスト(厳密には著者は作業療法士の方ですが)として少しでも追いつかないと「患者にとって(回り回って)不利益ってことだよな。」と思いますよ、ほんと。
一方は治療の結果が良い、他方はあまり良くならない。
これって患者目線だと不公平ですよね。
そうさせないためにも頑張らなければ・・・
ついつい前置きが長くなってしまいました。

脳卒中の動作分析
圧倒的な知識量と経験で「リハビリテーションとはこういうことなのか!」と個人的に尊敬している著者による書籍です。
留学経験やボバース概念にも精通されている方で、書籍の翻訳などの実績もある方です。
とりあえず、私なんかとは違ってセラピストとしてのレベルが違います。
内容は理論的でわかりやすい構成です。
自費リハビリ施設を展開されていて、結果も出ているということは患者による満足度・信頼も十二分にあるんだと思います。
コツさえわかればあなたも読める リハに役立つ脳画像
急性期〜回復期のリハビリテーションには必須ですね。
脳画像を読み解くことは、予後予測や症状の見落としなどに役立ちます。
いまある脳画像系の書籍では、こちらが1番わかりやすいなと感じました。
リハビリテーションのための脳・神経科学入門
脳神経科学では著名な森岡周先生が著者ですね。
脳そのものを学ぶことで、リハビリテーションとの関連、患者の評価に役立ちます。
というか、そういうことを抜きにしても「単純に脳を知る」という面白さがあります。
高次脳機能障害に対する理学療法
臨床場面で頭を抱える問題の一つに「高次脳機能障害」はかなりの確率でランクインするのではないでしょうか?
私も苦手です・・・
症状が多彩すぎて患者によっても症状の現れた方に差があります。
経験を重ねることが必要なんでしょうが、まずは教科書的な基礎を知る。
これは必須ですね。
そんな時にはこちらを読みましょう。
姿勢と歩行 協調からひも解く
知覚・認知という視点で、立位や歩行、バランスなどについて知ることができる書籍です。
著者の樋口先生は理学療法士ではなかったはずですが、リハビリテーションに役立つ知識が盛りだくさんです。
脳卒中理学療法の理論と技術
脳卒中分野の理学療法では最早知らない人はいないんじゃないと思うくらい有名な原先生、吉尾先生らが執筆された本ですね。
興味がある方はオンラインセミナーもチェックしてみると良いですよ。
吉尾先生は各地の講習会やオンラインセミナー(動画配信サービス)でも知識・技術の伝達をされています。
-
-
参考スキルアップに必須の動画サービスを比較【理学療法士向け】
続きを見る
脳卒中機能評価・予後予測マニュアル
特に若手のうちは脳卒中の予後予測ってむずかしいと感じませんか?
私は正直「全然意味不明でした。」笑
でも、経験がないから当然ですよね。
その点を、統計学的に予測した上であらかじめゴール設定の目安を作ってプログラムを組み立てることは有用です。
特に回復期に従事するセラピストに役立つのではないかと個人的に考えています。
脳卒中の下肢装具
脳卒中の早期から長下肢装具による歩行訓練などはエビデンスレベルが高いという現状があります。
また、在宅復帰するにあたって短下肢装具が必要になる症例は大勢いますよね。
装具作成の経験がなければ、どの装具が・どの継手が適切なのか、判断に迷います。
なぜ迷うのか・・・
そもそも数多くある装具・継手の種類を知識として知っているのかかポイントです。
セラピストが継手を3つしか知らなければ、患者にとっても必然的に3択という選択肢の狭さです。
まずは、どんな装具があるか知ることから始めましょう。
最後に
脳卒中認定の取得にあたっても非常に役立った書籍ばかりです。
今後も随時、内容は更新していく予定です。