筋の構造・機能

前脛骨筋[Tibialis anterior]

 

本記事では「前脛骨筋」に関する情報をまとめています。

概要

  • 脛骨外側面に接して存在する三角錐状の筋。
  • 下腿部の前外側面に位置する筋のうち、最も大きい筋腹を持つ。
  • 筋腹の中央部には帯状の停止腱が存在する。
  • 足関節付近の停止腱の裏には筋腹が存在する。

 

起始・停止・作用

起始

  • 脛骨の外側面の近位1/2の領域
  • 下腿骨間膜の前面近位2/3の領域
  • 下腿筋膜

停止

  • 内側楔状骨
  • 第1中足骨底

作用

  • 足関節の背屈
  • 足部の回外・内転

神経支配

  • 深腓骨神経(L4〜S1)

 

筋断面

 

筋連結

 

アナトミートレイン

準備中

モーメントアーム

モーメントアーム(cm)
底屈筋 ヒラメ筋 5.20
腓腹筋 5.20
長腓骨筋 1.28
短腓骨筋 0.99
後脛骨筋 0.80
長母趾屈筋 2.66
長趾屈筋 2.00
背屈筋 前脛骨筋 3.20
長趾伸筋 4.00
長母趾伸筋 4.00

 

生理学的断面積(PCSA)

生理学的断面積(cm2)
底屈筋 ヒラメ筋 180.2
腓腹筋 67.8
長腓骨筋 23.9
短腓骨筋 19.0
後脛骨筋 43.2
長母趾屈筋 31.1
長趾屈筋 6.6
背屈筋 前脛骨筋 26.6
長趾伸筋 5.4
長母趾伸筋 6.1

 

参考および引用文献

  • 身体運動学 関節の制御機構と筋機能
  • 筋骨格系のキネシオロジー第3版
  • 改訂第2版 骨格筋の形と触察法

 

理学療法士のイマリ(@imari_yy)です。

現在は整形外科クリニックで勤務しながら副業(トレーナー&Blog)を継続しています。

 

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イマリ

【資格】脳卒中認定理学療法士/運動器認定理学療法士/中級障がい者スポーツ指導員/ 【経歴】総合病院▶︎回復期病院▶︎訪問看護ステーション▶︎訪問看護ステーション▶︎整形外科クリニック/合計4度の転職経験/

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