理学療法士の本音 転職

【理学療法士をやめてよかった】回復期病院から営業職へ転職した理学療法士の本音。

 

本記事は管理人の知人である理学療法士が病院勤務を辞め、一般企業へ転職した体験談をもとに作成しています。

 

インタビューした知人は私の先輩にあたる人で回復期病院時代に同じ職場で働いていました。

私が退職する約6ヶ月ほど前に知人は退職し、医療系の一般企業へ転職し心の底からやめてよかったと言っています。笑

 

結論

知人曰く『やめて正解、もっと早くPTをやめて転職すれば良かった』との結論に至ったそうです。

 

重要な個人情報等はふせたうえで、知人の経歴を紹介します。

  • 人物像:20歳代の男性
  • 転職時期:理学療法士実務経験6~7年目で転職
  • 学歴:4年生大学卒業
  • 職歴:回復期病院→回復期病院→現在の一般企業
  • 企業での仕事内容:医療系の営業職

 

理学療法士のイマリ(@imari_yy)です。

過去、転職4回(うち2回は転職サイト活用)を経験。

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あらかじめご了承ください。

理学療法士をやめたいと思ったきっかけは?

知人の本音

(一緒に働いていた病院は)レベルが低いと思った。どうせ転職するならPTをやめた方が得策と考えた。

 

知人の本音

つまり、理学療法士に将来性がないと思っていた。

 

知人の本音

人生はお金がすべて。PTは昇給も限界があるし、このままじゃだめだと思った。

 

理学療法士としての将来性、収入UPの見込みが薄いことに絶望していた知人らしさが出た回答です。

たしかに一理あると思います。

 

一般企業に転職してよかったことは?

知人の本音

収入、特にボーナスが良い。

 

知人の本音

有休が自由に使えるから休みたいときに休める。

 

知人の本音

移動時間が多いから本を読んだり、仕事以外のことに時間を使える。

 

知人の場合、主に営業職で地方へ移動することも多いのだとか。

新幹線や飛行機で移動中には読書をしたり、別の資格取得に向けた勉強に時間を充てることができているとのことです。

 

病院勤務のセラピストであれば、基本的に患者と1対1で対応していることと業務時間内に予定単位(業務)をクリアするために自由な時間なんてほとんど取れませんよね。

 

移動時間とはいえ自由に使える時間があるって素晴らしいです。

 

ちょっとどころではなくめちゃくちゃ羨ましい・・・

 

どうやって転職した?

知人の本音

一般企業案件を扱う転職サイトに登録した。

 

知人の本音

いろいろ情報はもらったけど最終的には自分で求人を見つけて応募した。

 

理学療法士・作業療法士に特化した転職サイトではなく、一般企業案件を取り扱う転職サービス【DODA】求人情報・転職支援に登録し求人情報のチェックをしていたとのことです。

 

本記事を読んでいるアナタなら気付いているかもしれないですが、インターネットで検索をかけても理学療法士の一般企業募集ってほぼありません。

 

もし募集がかかっていたとしても医療機器メーカーが多いと思います。

例えば、物理療法の開発に携わったり使用方法・メンテナンスの説明(結局、営業ですが)といったフィールドです。

 

過去の一般企業の募集例

  • 医療機器メーカー(在宅酸素や物理療法関連)
  • 義肢、装具の継手の開発、営業
  • 難病者(企業の社長)の付き添い支援
  • 介護分野のIT支援、営業、コンサルタント業務

 

やはり傾向として多いのは、患者との関わりを経験したなかで得られた動作分析のスキルや専門知識を使いながら現場の臨床家たちへ物理療法の使用方法の説明、売り込みが主体となった仕事です。

 

結論、転職して良かった?

知人の本音

絶対にやってよかった。いまとなってはなんでPTやってたんだろうと思ってる。

 

と、いうわけで知人としては「やめてよかった」と喜んでいました。

 

特に生涯賃金に関しては一般企業の方が有利な場合が圧倒的に多いです。

あとは理学療法士業界の独特の雰囲気って嫌気がさすときもありますよね。

たとえば

  • 年功序列が強い
  • サービス残業当たり前の施設もまだまだある
  • 休日返上で講習会参加(そこまでは別に良いけど)、講習会費用が高い
  • 専門書が高い
  • 本業のみで大幅な収入UPは厳しい

 

特に講習会関連は若手の理学療法士ほど痛い問題ではないでしょうか。

高い講習会費用を払い休日返上で講習会に参加and資格取得にかかる出費は痛い・・・。

→さらに、給料が上がるわけではないという現実に妻(夫)からは理解が得られないケースも多々あります。

 

最終的には、将来の自分に投資しているわけなんですが、かといって将来安泰というわけでもないもどかしさはありますよね。

 

話しが逸れてしまいましたが、結果的に知人は転職成功し(たぶん)勝ち組へ行ってしまったわけです。

 

私も一般企業目指すかな・・・。

 

[知人のアドバイス]一般企業へ転職するなら早めに決断を

知人の本音

理学療法士・作業療法士という資格にとらわれすぎていませんか?

自分もそうでしたが、「せっかく取った資格だから」という悪い考えが転職の決断を鈍くさせていた時期があります。

でも、臨床で働くセラピストをやめるなら早めに、できれば20歳代のうちに転職しましょう。

学歴も実績もないセラピストなら尚更です。

30歳代で一般企業に転職となると採用されるかどうか結構厳しいと思います。

 

知人の言う通りだと思います。

見切りをつけるなら早めに行動した方が吉。

 

「失敗とは行動しないことである」

 

どこかで聞いた言葉ですが、的を得た言葉だと思います。

 

知人の本音

一般企業に転職するためにやるべきこと・注意した方が良いことがいくつかあるよ

 

やるべきこと・注意すべきこと

  • 一般企業向けの転職サイトに登録。
    ▶︎求人情報を最大限に収集するため 
  • 転職サイト以外でも自分で目ぼしい企業や働き方をリサーチする。
    ▶︎本当に働きたい場所、働き方を見つめ直すため。 
  • 今の職場をすぐに辞めないこと。
    ▶︎採用試験を万全の状態で受けるために試験当日やその前に有休を使える環境にしておく
    ▶︎履歴書の転職歴を無駄に増やして傷をつけない

 

一般企業向けの転職サイトは大手企業などを含め、多くの情報を取り扱っている【DODA】がおすすめです。

少ない選択肢のなかで急いで転職するよりも、転職サイトを上手に利用した中でしっかり準備しつつ希望する場所の募集が出た時点でスピーディーに動けるように準備しておくことが成功の秘訣ですよ。

 

 

 

  • この記事を書いた人

イマリ

【資格】脳卒中認定理学療法士/運動器認定理学療法士/中級障がい者スポーツ指導員/ 【経歴】総合病院▶︎回復期病院▶︎訪問看護ステーション▶︎訪問看護ステーション▶︎整形外科クリニック/合計4度の転職経験/

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